解決実績
事例10
自動車運転過失傷害及び道路交通法違反で勾留された被疑者・被告人の弁護人として、保釈決定および執行猶予判決を勝ち取った事案
相談・依頼をされた事情
依頼者は、車両運転中、センターラインをオーバーして対向車と衝突し、対向車の運転手に怪我を負わせてしまい、逮捕・勾留されてしまいました。
依頼者には、出産を間近に控えた妻がおり、生活状況も決して楽ではありませんでした。そのため、依頼者は、一家の生活を支えるべく、一刻も早く釈放され、職場から解雇されることなく仕事に復帰する必要がありました。
そこで、依頼者は、早期釈放を実現し、裁判においても執行猶予判決を得られるよう希望され、当弁護士事務所に依頼をされました。
解決結果
まず、依頼者の早期釈放を実現するため、保釈請求をすることにしました。保釈請求をするために、予め保釈請求書を作成し、保釈請求書に添付する資料を各関係者から取り付け、保釈保証金を準備しました。そして、依頼者が起訴された当日(法律上保釈請求が可能になる日)に、保釈請求書を裁判所へ提出しました。その後、裁判官との面談を経て、無事に保釈請求が認められ、依頼者を早期に釈放させることができました。
また、この事件には被害者がいたため、保釈請求と並行して被害者に対する謝罪および示談申し入れを行いました。謙虚に且つ粘り強く交渉を重ねた結果、被害者との間で示談を成立させることができました。
依頼者の刑事裁判においては、依頼者にとって有利な情状をできるだけ多く挙げられるよう務めました。具体的には、被害者と交わした示談書等を証拠として提出したり、依頼者の妻に情状証人として証言してもらいました。
結果的に、当方の主張が裁判所に十分斟酌され、執行猶予判決を勝ち取ることができました。執行猶予期間についても、法律上最短の3年に止めることができました。
この事件では、保釈請求が認められたことによって、依頼者は職場から解雇されることなく仕事に復帰することができましたし、また、執行猶予判決を得たことによって、刑に服することなく日常生活に戻ることができました。
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- 当弁護士事務所では、他にも多種多様な刑事事件の解決実績がございます。