解決実績
事例4
妻からの慰謝料請求を排斥し裁判離婚をした事案
相談・依頼をされた事情
依頼者(夫)と妻は、高校生から交際を続け、学生時代に子が生まれたことをきっかけに結婚しましたが、依頼者は、自分の子であるのか疑問をもっていました。夫は学業を、妻は子育てを別々の地で続けたために夫婦はすれ違いを続け、離婚することとしました。
夫婦間の話し合いでは解決せず調停で話し合いが行われました。依頼者は、自ら調停手続きに対応しましたが、調停でも解決しませんでした。依頼者は、自分の子であるのかはっきりさせるためDNA鑑定を求めましたが、妻は鑑定に応じる条件として慰謝料500万円を支払うことが必要との対応を取り調停では解決できませんでした。
裁判を起こして解決する必要がありましたが、依頼者が裁判を自ら行うことは難しく、当弁護士事務所に依頼をされました。
解決結果
弁護士が代理して離婚裁判を起こしました。
親子関係については、親子関係不存在確認の調停と裁判を起こし、裁判でDNA鑑定を行い、親子関係があることが明らかになりました。依頼者は養育費を支払っていく決心がつきました。
一方、離婚裁判では、妻は慰謝料500万円に固執し、和解は不可能でした。結局、判決で解決することになりました。
判決では、婚姻関係の破綻には夫と妻両方に責任があること、DNA鑑定を求めたことは不法行為に当たらないことから、妻からの慰謝料請求は棄却されました。妻から控訴されることもなく判決は確定しました。
裁判で判決を得るまで粘り強く対応することで、適切な解決を得ることができました。
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- 当弁護士事務所では、協議離婚、調停離婚、裁判離婚の解決実績が多数ございます。また、婚姻費用、不貞慰謝料、親権の問題等離婚にまつわる様々な分野の解決実績も多数ございます。